旦那~!Arduinoを始めたいんですが、みんなブレッドボードっていうのを使ってるらしいです。これ何ですか?
ブレッドボードはズバリ「部品を挿すだけで回路が作れる基板」です。電子工作では必須のアイテムですので、解説します!
見た目
こちらは私のブレッドボードです。見た目はこのようになっています。こちらのブレッドボードは下記の初心者キットに入っています。
ブレッドボードにはいろいろ種類があり、穴がたくさん開いたものや、穴が貫通しており裏からも部品を挿すことができるケーキボードと呼ばれるものもあります。
本ブログでは冒頭で紹介したものを用いますが、ブレッドボードはどれも使い方が同じなので、別のものをお持ちの方も今回の解説は役立ちますよ!
使い方
皆さん小学校でスイッチ、電池、LED(もしくは豆電球)を接続して、点灯させる実験をやりましたよね。この時、U型端子やクリップを使って接続しませんでしたか?
あるいは、はんだ付けで基板と部品を接続しませんでしたか?
このように、部品同士を接続する際には、クリップやはんだ付けが利用されることがあります。しかし、クリップは1つの部品に10本以上の配線を接続する際には向きませんし、はんだ付けはコツも必要なので電子工作初心者には難しいです。
ここでブレッドボードの登場です。ブレッドボードはたくさんの穴が開いていますが、中では電流の通り道(ライン)ができています。
ラインはこのようにグループ分けされ、同じラインの穴にジャンプワイヤー(配線)、抵抗、ピン付きの部品を挿すだけで簡単に接続できます。
例えば、①に赤ワイヤーとLEDを、②にLEDと抵抗を、③に抵抗と青ワイヤーを挿します。そうするとこのように電流が流れます。
仮に、④に赤ワイヤーのみを挿した場合、電流が流れません。①と④が接続されていないからです。この場合、新たに部品を①と④に挿せば接続することができます。(下図では橙ワイヤーを挿しています)
同じラインに3つの部品を挿しても電流が流れます。例えば、①にスイッチ、③にスイッチ、抵抗、ワイヤーを挿してみました。この場合、③は電気回路上における分岐点と同じ役割を果たします。
ちなみに、ブレッドボードの赤ラインは+極専用になります。一般的には、Arduinoの5 V と接続し、電流を各部品に分流します。一方、青ラインは-極専用になります。各部品からの電流を集約し、ArduinoのGNDや各ピンに流します。
まとめ
このように、ブレッドボードは「部品を挿すだけで回路が作れる基板」です!
ブレッドボードはある程度慣れが必要になります。Arduinoで遊ぶ中で覚えていきましょう!初心者の方はまずArduino入門の定番「Lチカ」で遊んでみましょう!
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